ワイヤーについて


1台のバイクには、複数のワイヤーが使われています。例えば、アクセルワイヤー、クラッチワイヤー、などです。メンテナンスの方法は簡単で、とにかく錆びさせないようにすることです。そして、使用するれば必ず遊び(ワイヤーの伸び)が発生しますので、遊びがでたら適性な調整をすることです。この遊びの量はある程度の個人の好みもあると思いますが、あくまで走行に支障をきたさない範囲で行なってください。また、その判断がなかなか難しい時は遠慮なくご来店ください。


1.  注油

ワイヤーは表面の保護ビニールの中にステンレス、またはスチール製の細かい線を幾重にもねじりこんで出来ています。ワイヤーがなんらかの(主に水や、ワイヤーの潤滑油切れ)原因で錆び、摩擦熱と負荷がかかった際に、突然切れてしまい、大慌てする事になります。ワイヤーの注油をする時に使うツールが売ってます(1,000円前後)ので、洗車や雨天走行が多い方は、定期的に注油してください。注油の際に使用する油ですが、スプレータイプの潤滑油で十分だと思います。ちなみに当店ではスーパー・ゾイルのスプレータイプを使用してます。これはお勧めです!。販売もしてますのでお問合せください。また、点検の際には当然ワイヤー類の注油もしておりますので、ワイヤーだけでなくバイクごと点検に預けていただいても結構です。


2.  交換

注油を行なっていても、いずれやってくるのが交換です。カワサキ車の場合、各ワイヤーの一本あたりの金額は¥1,500円前後になります。交換工賃ですが、取り替えるワイヤーによっては、燃料タンクを取りはずさなければいけない時もあり、まちまちです。また、場所によっては取付を間違えると大変危険なことになってしまいます。自信がない時はショップにまかせましょう。社外ハンドルの交換をする際にも、純正ワイヤーでは長さが足りなくなる時があります。この時も無理をして取り付けてしまうと、アクセルが戻らない、クラッチがうまく使えない(ギア・チェンジができない)などの二次トラブルを引き起こしますので、要注意です。